2026.05.01
5月11日(月)〆切
KAAT カイハツ 一川企画
参加メンバーを募集します
一川華と申します。
これまで、わたしは性的マイノリティの登場する物語を書いたり、近年は海外の作品の翻訳上演を行ってきました。
昨今、日本でも性的マイノリティが登場する作品が増えてきたように感じています。
とても喜ばしいことである一方で、同性婚など、基本的人権の保障もままならず、存在が「想定されていない」と言っても過言ではない日本においては、
ドラマがどうしてもドラマとして完結してしまうのではないか、そんな焦燥感に日々追われています。
たとえば、
性的マイノリティが題材の映画や演劇を観た帰り道、
「こんな人たちがいるのか」「わたしも考えなければな」という感想を抱く人がたくさんいるであろう一方で、
その帰り道の電車で隣に座っている人
昔からの友達や、結婚しているあの人が、性的マイノリティかもしれない、と想像力を働かせられる人はどれほどいるのだろう。
ドラマを、自分のまわりの現実と地続きにするためにはどうしたらよいのだろう。
そこで、
一つの物語を二種のテキストで探求する、という試みを思いつきました。
具体的には、
① 各俳優が一役を演じ、登場人物を「可視化」するバージョン
② 複数人の俳優で役を体現し、登場人物の容姿などを特定しないバージョン
表象の可能性と、想像力への働きかけをテーマに、新作戯曲を通じてディスカッションを行う5日間にしたいと思います。
失敗してもいい、というカイハツ主催者の懐の深さに甘えながら、
読んだり、話し合ったり、いろんなものを交換する時間にしたいなと思います。
どんな旅路になるのか、わたしもドキドキしておりますが
ご興味のある方はぜひ出会っていただけたらうれしいです。
「カイハツ」 2026年度 企画・人材カイハツとは
https://www.kaat.jp/news_detail/2902
〔企画名〕
「新作戯曲『3羽めの鳥たち』二種の戯曲構造(Pinned / Air) を用いた上演可能性の検証」
https://www.kaat.jp/news_detail/3010
〔企画概要〕
女性カップルが、精子提供を受け、妊娠し、出産をめぐる月日を描く新作『3羽めの鳥たち』を用いて、
戯曲のブラッシュアップを経ながら、戯曲構造が物語・俳優・観客に与える影響を検証する。
〔あらすじ(予定)〕
舞台は現代の東京。30歳の嶋飛鳥はシンガーソングライターの永深と出会い、恋に落ちてパートナーシップ宣誓を行う。
二人は子どもを持つことを決め、飛鳥のかつての恋人である創に精子提供を頼む。しかし、飛鳥も永深も、自らの身体で妊娠、出産することを恐れる理由を抱えていた。
恋に落ち、結婚し、子供を作る。その過程で、揺れ動く自身のアイデンティティや、妊娠を巡る考えなどを描き出す。
※本作は下記の表現を含みます。
・希死念慮 ・中絶
〔募集〕
俳優として参加いただける方 若干名
〔実施日〕
2026年6月1日、3日、4日、6日、7日
11:00〜18:00(1時間休憩あり)
〔実施場所〕
KAAT 神奈川芸術劇場
〔参加費〕
1日あたり13,200円、劇場より支給されます。
〔応募条件〕
下記条件をすべて満たしている方
・20代後半〜30代の方
・原則、すべての日程にご参加いただける方
・企画の趣旨を理解してくださり、積極的にディスカッションに参加いただける方
・それぞれの参加者が対等に意見交換や対話をおこなえる環境づくりにご理解いただける方
・アウティングをはじめとする、参加者のプライバシーに関わるリスクを理解し、細心の注意を払える方
・事務所に所属している方は、事前に許可をとった上でご参加ください。
〔募集期間〕
5月1日(金)〜5月11日(水)23:59
〔スケジュール〕
応募が募集人数を上回った場合、恐れ入りますが選考とさせていただきます。
5月20日(水)までに応募いただいたみなさまにご連絡いたします。
選考の中で、オンラインでお話ししませんか、とお誘いするかもしれません。
ご無理のない範囲でご対応いただけましたら幸いです。
〔応募フォーム〕
〔お問い合わせ〕
